電磁クラッチ・ブレーキ/テンションコントローラ

- "12●巻径を非接触で検出し、これに応じて巻出制動トルクや巻取りトルクを制御します。●巻径検出方式には次の五つの方式のものがあり、センサの少ないものは設定項目が多くなります。 @速度・厚み設定方式・・・・ センサレス A積算厚み方式・・・・・・・・・・ シングルセンサ(巻軸) B比率演算方式・・・・・・・・・ ダブルセンサ Cタッチレバー方式・・・・・・・ ポテンションメータ D超音波センサ方式・・・・・ 超音波センサ 上図は巻軸パルスとメジャーパルスによる比率演算方式の場合です。■半自動制御 ●巻径変化の少ない巻出し・巻取り制御や中間軸制御においてクラッチ・ブレーキを用いた手動制御が行われます。●機械停止時に急制御を行ったり、運転中は調整ボリュームのリモート操作が行われます。■手動制御●張力検出器を用いたクローズドループ式の張力制御を全自動方式と呼んでいます。●外部シーケンスによる多軸切換え制御を行う場合、リールチェンジ入力信号に基づいて制御出力の新軸プリセット制御が行われます。●ただしプリドライブ制御は外部で行う必要があります。■全自動制御●上図のように巻出し枠にパウダブレーキを設け、その制動トルクをT(N・m)とすると、巻出し材料の張力FはF=2T/D(N)となります。●従って、巻径D(m)の減少に伴って制動トルクを減少させると、一定の張力が得られます。●このように巻出し軸や巻取り軸に積極的に制動トルクや巻取りトルクを与えて、材料に所定の張力を付加しながら運転する方式のものをトルクテンコンといいます。●上図のようにダンサロールの位置が一定となるように巻出し枠やフィード軸の回転速度の制御を行うものを速度テンコンまたはダンサテンコンといいます。ダンサロールの位置はポテンションメータで検出します。●ダンサロールの入側速度が速すぎるとダンサは下降し、遅すぎると上昇しますので、制御は速度応答性を必要とし、しかも安定な動作が求められます。しかし張力の絶対精度はエア圧の精度に依存します。(当社には、上記システムに該当する製品がございませんので、ご注意ください。)■速度テンコン■トルクテンコントルクテンコンはダンサロールが不要であり、上記の手動・半自動などの簡易な張力制御装置を用いることができます。またアクチュエータとしては、パウダクラッチ・ブレーキ、ヒステリシスパウダクラッチ・ブレーキあるいはサーボモータ(トルクモード)を用いることができます。速度テンコンは加減速時の慣性補償張力の割合に運転張力が小さい微小張力運動や伸びやすい材料の張力制御に適しています。アクチュエータはサーボモータを用います。張力制御の方式分類トルクテンコンと速度テンコンM送りモータ張力F(N)巻径D(m)制動トルクT(N・m)MSM送りモータエアシリンダ巻出枠主軸ダンサロールサーボモータ張力制御装置巻枠張力検出器張力設定リモート操作主軸リールチェンジ入力信号M巻枠調整ボリューム主軸Mパワーアンプ張力制御装置巻枠近接スイッチエンコーダパワーアンプメジャーロール 主軸ECM各種用途と方式 --1/1-- "