マキシンコー総合カタログ

(株)マキシンコーの総合カタログ
  • "B-5取扱い上のご注意●製品の使用環境製品は、以下の使用環境で使用して下さい。●温度:0〜50℃●湿度:80%以下(結露しないこと)●腐食性ガス、爆発性ガス、粉塵などが無く、風通しが良い所。●入力軸・出力軸●入力軸・出力軸には、防錆剤を塗布している製品があります。この場合は、シンナなどの溶剤で取り除いて下さい。この時、軸のオイルシ−ルに溶剤が付着しないようにしてください。オイルシールが傷む恐れがあります。●入力軸・出力軸の軸径寸法公差はh7(JIS B 0401)、キ−はJIS B 1301-1996(新 JIS 平行キー)を採用しています。(1997年1月から全機種 新JISに変更しました。)●カップリングなどを軸に装着する際には、軸に焼付き防止剤を塗布して下さい。組立の際、入力軸、出力軸にカップリングなどを無理にたたき込みますと、製品内部が損傷いたします。●潤滑油の確認●規定量の潤滑油が充填されているかどうか、確認して下さい。●標準の製品には、出荷時に潤滑油として新日本石油ボンノックM320(155型以上は昭和シェルオマラ320)を封入しておりますので、油面を確認の上そのまま使用して下さい。●潤滑油の交換減速機の運転開始後、50時間で第1回目の交換を行って下さい。以後、6ヶ月に1度の間隔で交換して下さい。特に第1回目の交換は、なじみ運転後の初期摩耗粉を除去する上で必ず行って下さい。運転直後は、潤滑油が高温になっていますので、停止後1〜2時間経過してから交換を行って下さい。潤滑油の銘柄は、別表の推奨潤滑油の中から使用して下さい。●グリ−ス潤滑出力軸垂直形(Kタイプ)の出力軸上部軸受けをグリ−ス潤滑しております。出力軸カバ−にグリ−スニップルを設けてある機種は、1000時間毎もしくは、6ヶ月を目安に適量を補給して下さい。●空気抜きの確認初めて製品を使用する時は、注油栓の赤栓(または白栓)を抜いて下さい。空気抜き穴の無い機種の場合は、付属の空気抜き穴付プラグと交換して下さい。この作業を怠ると製品の潤滑油がもれます。●なじみ運転ウォ−ム歯車は、なじみ運転をすることにより所定の性能を発揮します。そのために運転開始に当たって30〜60時間、定格負荷の30〜50%の負荷で、なじみ運転を行って下さい。●温度上昇製品は滑り伝動のため、温度が高くなり、定格運転で運転開始後1〜2時間後に、減速機の外壁で90℃近くになることがありますが、異常ではありません。当社では、減速機外壁での限界温度を95℃としております。製品の運転中または、運転停止後1〜2時間は素手でさわらないで下さい。●長期間運転しないとき3カ月以上製品を運転しない時は、内部防錆のため1ヶ月に1度、5分間程度運転して下さい。●お願い取扱要領については、別途取扱説明書を参照して下さい。●入力回転数について製品の入力回転数は、1800rpmを最大としております。一般には600〜1800rpmの範囲で使用されます。また600rpm以下で使用する場合は、潤滑油の配慮、効率の低下、出力トルクの考慮など型番の選定においては充分注意して下さい。●周囲温度について当社の標準減速機のご使用時の周囲温度は、−5〜40℃の範囲で設計しております。この範囲をはずれて使用する場合には、相談して下さい。●荷重係数について当社では、ウォ−ム減速機の伝達容量を荷重の状態が一定で、10時間連続運転という条件のもとで設計しております。(サ−ビスファクタ:1)減速機をご使用の際には、必ずしもこの運転条件に当てはまるとは限りません。このため、運転時間や荷重条件に応じて荷重係数を考慮する必要があります。減速機の選定においては、使用条件に適した荷重係数を選択して、実負荷トルクを求めて下さい。●オ−バ−ハングロ−ド(OHL)についてOHLとは、軸に作用する懸垂荷重のことです。減速機の入力軸や出力軸と、被動機側とを連結する時にスプロケットやVプ−リ、ギヤ等を使用する場合、それぞれOHLの条件が異なりますので、的確なOHL係数を選択して実OHLを求めて下さい。●バックラッシについて一般に歯車装置は、運転を始めると、温度上昇に伴なって各部に膨張を生じ、歯車、軸、ベアリング、本体ケースに変形をおこす事も考慮しておかなければなりません。以上の様な事から、歯車が滑らかに、かつ静粛に運転するためには必ずバックラッシが必要です。当社のウォーム減速機は、バックラッシ基準(BS 721 5級)に基づいて製作しています。●セルフロックについてウォーム減速機は他の歯車を使用した減速機と異なって、出力軸から入力軸を回す(増速する)ことが非常に困難であり、この作用をセルフロッキング(自己保持作用)と言います。この作用を利用して、吊り上げ装置などの「制動機構の補助」として使用することがあります。ただし、当社標準仕様のウォーム減速機は、完全セルフロックはいたしません。セルフロッキングを必要とする場合は、必ずその旨を指示してください。また、完全セルフロッキングを必要とする場合は、他の制動機構等を併用して使用して下さい。●慣性力についてジブクレーンの旋回駆動部や、重量物搬送台車の駆動部等では、起動時、停止時に過大な慣性力が作用する事があります。この様な場合は、減速機の選定に当たっては起動トルク、停止トルクを算定の上、大きい方の値を使用トルクとして型番を選定して下さい。取扱い上のご注意減速機の上手な使い方油面計 注油栓 赤栓 油面のチェック 空気抜きプラグ 空気抜きプラグと取り換え 赤栓を抜く ※その他特殊品や特殊用途に使用の場合は、もよりの営業所に問い合わせて下さい。ウォーム減速機 --1/1-- "