Rガイド/直曲ガイド HCR/HMG

THK(株)のRガイド/直曲ガイド HCR/HMGカタログ
  • "17※1 基本動定格荷重(C)一群の同じLMガイドを同じ条件で個々に運動させた時、定格寿命(L)が50kmとなるような方向と大きさの変動しない荷重をいいます。寿命●定格寿命一群の同じLMガイドを同じ条件で個々に運動させたとき、そのうちの90%がフレーキング(金属表面のうろこ状のはく離)をおこすことなく到達できる総走行距離をいいます。●寿命時間定格寿命(L)が求められると、ストローク長さと往復回数が一定の場合、寿命時間は右式により求められます。LMガイドの寿命は同じように製作されたものを同一運転条件で使用しても、バラツキがあります。このためLMガイドの寿命を求める目安として、次のように定義された定格寿命を使用します。L :定格寿命 [km]C:基本動定格荷重※1[N]PC:計算荷重 [N]fH:硬さ係数 (図1)fT:温度係数 (図2)fC:接触係数 (表1)fW:荷重係数 (表2)L = ( . )3 50CPCfH . fT . fCfWLh =L 1062 RS n1 601.00.90.80.70.60.50.40.30.20.160 50 40 30 20 10転動面硬さ(HRC) 硬さ係数 fH表1 接触係数(fC)図1表2 荷重係数(fW)密着時のブロック数23456以上通常使用接触係数fC0.810.720.660.610.61微小中大微速の場合V≦0.25m/s低速の場合0.25<V≦1m/s中速の場合1<V≦2m/s高速の場合V>2m/s1 ~1.21.2~1.51.5~22 ~3.5振動・衝撃 速度[V]fWLh:寿命時間[h]Rs:ストローク長さ[mm]n1:毎分往復回数[min-1]■fH:硬さ係数LMガイドの負荷能力を十分発揮させるためには、転動面の硬さをHRC58〜64とする必要があります。この硬さより低い場合、基本動定格荷重および基本静定格荷重が低下しますので、それぞれに硬さ係数(fH)を乗じます。通常、LMガイドは十分な硬さが確保されているのでfH=1.0になります。■fC:接触係数LMブロックを密着状態で使用する場合では、モーメント荷重や取付面精度が影響し均一な荷重分布を得ることが難しいため、複数のブロックを密着使用する場合は表1の接触係数を基本定格荷重(C)、(C0)に乗じてください。注)大型の装置に不均一な荷重分布が予想される場合は表1の接触係数を考慮してください。■fT:温度係数ボールリテーナ入りLMガイドの使用温度は通常80℃以下のため、fT=1.0になります。■fW:荷重係数一般的に往復運動をする機械は運転中に振動や衝撃を伴うものが多く、特に高速運転時に発生する振動や、常時繰返される起動停止時の衝撃などのすべてを正確に求めることは困難です。したがって、速度・振動の影響が大きい場合は、経験的に得られた表2の荷重係数を基本動定格荷重(C)に除してください。0.80.91.00.70.60.5100 150 200転動面温度(℃) 温度係数 fT図2 --1/1-- "