三菱モータ 総合カタログ

三菱電機(株)の三菱モータ 総合カタログ
  • "858.技術編8−(14)保護方式よく使用される IP表示 IP 20 IP 22 IP 42 IP 44 IP 45 IP 54 IP 55 IP 23保護の程度と試験方法 人や異物に対する保護(第1記号) ・指などが回転部分や導電部分に触れない構造 ・直径12mm超過の固形異物が侵入しない構造 ・所定のテストフィンガー(*1)及び12mmの鋼球を用いて試験を行う。 IP表示は、モータの外被構造における人や異物及び水の浸入に対する保護程度の分類を数値で表すもので、以下のように表します。 詳細内容はJIS C 4034-5やJEC-2137-2000にて規定されていますが、モータによく使用されるIP表示について、その概要及び当社モータにおける適用を以下に示します。  同上  同上 ・1mm超過の固形異物が導電部分や回転体に触れない構造。 ・直径1mmの鋼線が入らないことを確認する。 ・但し、冷却風の吸込口や吐出口はIP2Xのテストフィンガーにて充電部や回転する危険物に触れなければよい。(表面が平滑な回転軸及び類似の部品は危険とはみなさない。) ・水抜き穴もIP2X程度でよい。  同上  同上 ・塵埃に対して保護を施した構造。 ・所定のダスト雰囲気で2〜8時間モータ内を減圧させて、モータの運転に支障をきたさないことを確認する。  同上 *1:テストフィンガー:直径12mm長さ80mmで折れ曲げ可能な人の指を模擬した試験用指。(JEC-2100-1993に規定) 当社モータでは適用しません。 IP44を適用している全閉外扇形を選定ください。 当社モータでは適用しません。 IP44を適用している全閉外扇形を選定ください。 当社モータでは適用しません。 IP44を適用している全閉外扇形を選定ください。 SF-JR、SF-JRF 全閉外扇形の枠番号63M及び71M屋内形の樹脂製端子箱付きに適用しています。なお、立置きで使用する場合はIP40となります。  SF-JR(全閉外扇形屋内形)とSF-JRO(全閉外扇形屋外形)に適用しています。 屋内形でも左記のIP44の試験条件は満足していますが、雨などの水滴が長時間かかる場合には、屋外形を選定ください。 全閉外扇形防水形に適用しています。当社モータではSF-JRP(全閉外扇形防塵・防水形)を選定いただいても左記の試験条件を満足しています。 全閉外扇形防塵形に適用しています。当社モータではSF-JRP(全閉外扇形防塵・防水形)を選定いただいても左記の試験条件を満足しています。 全閉外扇形防塵・防水形に適用しています。当社モータではSF-JRP(全閉外扇形防塵・防水形)を選定いただいても左記の試験条件を満足しています。 ・無保護 ・鉛直から15゚以内で落下する水滴によって有害な影響を受けない構造。 ・所定の滴下条件にてそれぞれの方向から15゚傾けて水滴滴下試験を最低10分間実施後、15分間の無負荷運転と耐電圧試験にて異常が無ければ合格。 ・鉛直から60゚以内で落下する散水によって有害な影響を受けない構造。 ・所定のシャワーにて鉛直から60゚以内の散水試験を最低5分実施後、15分間の無負荷運転と耐電圧試験にて異常が無ければ合格。  IP22と同じ。 ・いかなる方向からの飛まつによっても有害な影響を受けない構造。 ・所定のシャワーにてあらゆる方向からの散水試験を最低5分間実施後、15分間の無負荷運転と耐電圧試験にて異常が無ければ合格。 ・いかなる方向からの噴流によっても有害な影響を受けない構造。 ・所定のノズルから放出される水流であらゆる方向からの放水試験を最低3分間実施後、15分間の無負荷運転と耐電圧試験にて異常が無ければ合格。 (IP44と同じ) (IP45と同じ) 水に対する保護(第2記号) 当社モータへの適用 IP 44第2記号:水の浸入に対する保護形式 第1記号:人や異物の侵入に対する保護形式 --1/1-- "